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デイヴィッド・フィンチャー「ドラゴン・タトゥーの女」3

IMG_1005.jpg

風景がどのように撮られているのか
この点に注意しながら
4度目になるが
全編を見なおした。

予想していたとおり、風景でも街の様子でも
自然な外光で撮られているシーンに対しては
強い反応が自分のなかで起きていた。

しかし、外の風景といっても
たとえば、コンピュータで雪が足されたシーンとか
人物の回想シーンがノスタルジックな色調になっているところなどは
単に記号的な絵を見ている感じしかしない。

そういったシーンに対しては
何かを感じとるというより
ストーリーを理解するために
画面の意味を頭が読みとっているだけだった。

では、「外光」が感動の正体なのだろうか。

おそらく、スウェーデンの光に
魅力を感じているのだと思う。

ベルイマンの作品を見ていても
外光が非常に美しいとよく感じる。

しかし、それだけでは
作品に感動することはない。

「ドラゴン・タトゥー」では
光がキレイだという感想以上に
作品への感動が生まれている。

その秘密は、おそらく
「外光」を感動にまで昇華させる
強烈なコントラストにあるのではないだろうか。

この作品には
性的な虐待などを描く
おぞましいといえるシーンがいくつもある。

そのおぞましさは半端のないもので
それとの対比が
外光の美しさを際立たせている。

閉じた室内での虐待と
そこからの開放である外の世界の光。
このコントラストが見事なのだと思う。
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