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解放前のパウロ

italie20110910 070

最上の生き方を求めて
自分をもろもろの規則で律し
その遂行が正しさの実現だと考える。

もろもろの規則は
歴史的に引き継がれてきたもので
その厳格な解釈こそが学ぶ喜び。

低次の満足を高次の満足で殺すこと
そうして自分の不純さをそぎ落とし
純粋さに向けて自分を高める。

はりつけで死んだ男を
救い主だと信じる者たちは
知性を訓練で鍛えていない
暗愚な徒でしかないから
一掃するしかないと思う。

しかし、戒律で自分を縛ると
その状態に反発する自分がいて
縛る側の自分は
その反発する自分の罪深さを
嫌悪せざるをえない。

その嫌悪を振り払うがごとく
暗愚な信徒狩りに注力する。

その信徒たちは
はりつけで死んだ男が
世の不条理と自分のいたらなさという借金の
身代わりになってくれたという。

なにをいってるんだ
こいつらは!
自助努力を放棄して
死んだ男にすがるとは
愚かしさにもほどがあるだろう……

しかし、監獄にぶちこんだ一家の者たちが
強い信念をもっていたことは確かで
激しい拷問に耐えていた苦痛の表情は
脳裏から離れない。

自分の苦痛は耐えればいいが
他人の苦痛はイメージになって
いつまでも消えない。

その苦痛のイメージと
戒律であぶり出された自分の罪深さが
どうやら無意識で合体して
エゴの体制を内側から無力化しているようだ。

なぜなら旅の途上で背後から
そんな窮屈な生き方はやめたらどうだ
という声をはっきり聞いたのだから。
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