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直腸がんステージⅣ診断後1年の心の変化 13

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過去は事実として確定していて
取り返しがつかない。

これが常識で
社会的にはそうあるべきなのだろう。

確定した事実をベースにしなければ
人と人とのコミュニケーションが
うまくいかない。

責任も権利も
はっきりしない。

しかし、以前住んでいた家の
玄関を思い出そうとしたら
そのドアが小刻みに揺れていた。

記憶のなかで
ドアがふるえているのだろうか。

そんなことはないと思ったとき
揺れていたのはドアではなく
それを開けようとした
過去の自分だということに気づいた。

動いている自分の記憶だから
その映像も動いている。

記憶の映像は
不動のスナップショットだと思いこんでいたが
そうではなかった。

記憶はいぜんとして
動いている。

だから、かつて住んだ家のドアを
もう一度開けることもできる。

出来事は過ぎ去って
いちおう確定はするが
その確定とは仮死状態なのであって
思い出されれば
息を吹き返す。

事実は過ぎ去るが
リアリティは残る。

そこに過去と和解する
チャンスがある。
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