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記憶・永遠 2

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記憶はふだん
現在の課題や関心に対応してしか
よみがえらない。

これと同じような問題に直面したはずだ
と思えば、類似の法則で
過去における類似の問題が思い出され
そのときはどんな状況だったかな
と思えば、隣接の法則で
問題に付随する周辺状況がよみがえる。

このように記憶は
ナレッジのデータベースとして
有効に機能しているが
ときおり、有効性とは関係なしに
思い出されることがある。

たとえば、中学生のころに聞いた曲が流れてきて
それを聞いたときの自室の様子が
視覚像だけでなく
そこに身を置いていた体感に近いものまで
まざまざとよみがえる。

そんな記憶は
現在の必要性が要請したものではないので
いわば贅沢なものだし
それに耽溺するのは
未来の枯渇した老年期の
後ろ向きなノスタルジーでしかないと
思われるかもしれない。

ただ、この事実から
思い出すということと
記憶が保存されているということとは
別なのだということが分かる。

記憶力が衰えるということは
あるのだろう。
それは意図的に思い出す力が
弱まったということで
脳の機能の低下を表している。

しかし、その機能低下は
記憶内容の消滅を
意味しているわけではない。

脳の損傷で記憶を失った人が
その後のリハビリで記憶を取り戻す。

この場合、脳が物質的なダメージを受けても
記憶内容はずっと残っていたわけで
脳は単に思い出す機能を
果たしているだけだということが分かる。

記憶の再現には
自分の意図で脳を働かせる場合と
以前聞いた曲を偶然耳にするような
自分の意図とは無関係によみがえる場合の
2つがあって
この後者の体験が永遠への通路になっている。
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