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アントニオーニ「欲望」

CIMG4776.jpg

スナップショットを何枚重ねても
現実は再現できない。
無限枚重ねても
そのことに変わりはない。

これはベルクソンの考えで
現実を外から撮影しても
本質である持続という運動は
とらえることができない。

持続は生きるしかない。

アントニオーニの「欲望」は
カメラマンを主人公にして
スナップショットの限界を描き出している。

スナップショットには
その場限りの現在しかなく
持続を形成できないから
時間の持続を共有することで成立する
ひととのコミュニケーションができない。

主人公のカメラマンは
それでいいじゃないかといった気分で
その場その場を生きているが
自分で撮った写真に
あるミステリーを見てしまい
それを解こうとするうちに
スナップショットの限界を超えようとしている自分に気づく。

この映画を初めて見たときは
非常に斬新だと感じたが
ビデオを2度、3度と見なおしていると
その斬新さは消えていき
寓話的な面白さが前面に出てきた。

それでも画面がきれいで
展開はスピーディだし
教訓的な臭さはないので
また見てみたい。
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